「女心と秋の空」とはよく言ったもので、前日の天気予報では昼過ぎまで雲空、午後からは雨模様と発表されていた。少々悩んだが午前中には下山すれば問題ないと判断して予定通り出発とする。
当日は早朝6時過ぎにバスに乗り込むと雨が降り出す。天気予報もころっと変わり、朝から雨マークになっている。登山口の三佛寺の駐車場に着くと一段と雨足が強くなるが、人気を物語るように、観光客を乗せたバスが次々とやってくる。
入口で確認すると、今日は雨が強いため朝8時に入山禁止と決定したとのこと、残念ながら投入堂には登れず、展望所から見上げる。せっかくなので、三佛寺の境内を寺のスタッフの方に案内してもらう。
十分に時間があるので近くの名勝指定地・小鹿渓(おしかけい)へ紅葉狩りに向かう。
三朝川上流を流れる全長4キロメートルの渓流で、淵や浅瀬が続く穏やかな流れはしばしば女性的と形容される人気の景勝地。雄淵や雌淵など数多くの淵が見られるのが特徴で、ほかに水晶瀑などの名所がある。この小鹿渓は、谷底に冷気が滞留するため、川に落ちた紅葉が下流から上流に逆行する怪現象が見られることでも有名である。
しっとり雨にぬれながらの紅葉渓谷散策のあとは、地元名物の美味三徳豆腐に舌鼓。ゆっくり三朝温泉で汗を流した帰りには、倉吉打吹地区の白壁土蔵群で買い物しながら、のんびり町並み歩きを楽しむ。
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