バスは久万高原を抜けて大川嶺を回り込む。少しずつ高度を上げて道幅が狭くなってきたら標高800メートルの小田深山渓谷に到着。
曇天で小雨も降り出す天候のせいか訪れる人はまばらで、ゆったりと渓谷歩きができそうだ。
右岸は車道歩き、左岸は変化に富んだ土道で、なかなか面白い。
最盛期には少し早い感じだったが、モミジの強烈な赤が随所に出現。気が付けば、三脚を持ったカメラマンが多いこと。
川の流れは至って穏やかで、透明感は抜群。誰かが「四国の奥入瀬渓谷」と称したが、納得させられる。
昼頃には車が増えて、狭い道はスレ違いが大変。河原でゆったりと昼食を取ったら、次の目的地の四国カルストへ。
大野ヶ原にあるブナの原生林はガスが立ち込めて幻想的な雰囲気。小降りだった雨は一段と強くなって来た。
ブナが立ち並ぶ林に付けられた一本の散策路を今度はサクサクと歩く。
「こんな所にブナの美林があるなんて知らなかったぁ」皆さんが驚く程に立派で、その数たるや圧倒的。
黄葉に染まるブナ林を期待していたが、残念ながら葉っぱはほとんどが落下していた。
しかし、こちらでもオレンジや真っ赤なモミジが、緑の笹原を背景にその美しさを際立たせていた。
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