四国八十八ヶ所歩き遍路の中でも、十一番札所藤井寺から焼山寺にいたる遍路道は、山道歩きの距離が長くアップダウンが繰り返される「遍路ころがし」と呼ばれる最大の難所、また「四国の道・焼山寺山峡の遍路道コース」として道標や丁石など良く整備されたハイカーにも人気の道である。
焼山寺から本堂の横を抜け焼山寺山山頂に向かう登山道は杉の巨木に囲まれ荘厳な雰囲気に包まれ、急坂からヤセ尾根の登りが焼山寺奥の院が祭られる山頂へと続く。遍路道は通年歩けるが真夏は暑いので最適な時期は秋から春にかけて、ただ焼山寺山へ登る場合、冬季は積雪もありヤセ尾根付近は特に足元に注意が必要である。
今回は縦走のため車を下山口へ移動する形をとった。ご参加いただいた方の多くは、遍路歩きで一度歩かれたことがあるようで、数ある遍路道のコースの中でも一番の癒しの道をもう一度チャレンジしてみたかったとのこと。昔の歩いた記憶をたどりながら、ふと懐かしさに立ち止まったり新しい発見に感動したりと、それぞれ自分流に楽しまれていた。距離も13km以上のロングコースだが秋晴れの天候にも恵まれ、快調なペースで歩くことが出来た。
焼山寺の駐車場から昔の道で本堂を目指すが、途中で草が伸びていて登山道が不明瞭になり少しロスタイム、やっとの思いで道を発見たどり着く。本堂からは焼山寺山へと最後の約40分の登りで「蔵王権現堂」がある山頂に到着。剣山や塔の丸、遠く三嶺、天狗塚などが白く雪を被り輝いている大展望を楽しむが、冷たい風が吹き抜ける山頂では体も凍えだし早々に下山、お楽しみの神山温泉へと直行した。
|