落合峠から徳島県第5標高を誇る矢筈山に登りました。雄大な山岳展望の下に広がるパノラマ紅葉を期待しての企画だったのですが、昨週末の寒波の影響ですっかり落葉して冬枯れの山歩きとなりました。残念かと思いきや、途中からは思いがけずに雪も現れて、今年初の四国の山の雪道歩きに参加者一同大喜び。「アイゼンを付けるのも初めてです。」そんな方も早速アイゼンを試されて、急な登りを元気一杯に登って行かれます。多いところでも5センチ程度でしょうか?北面に残った純白は紛れも無い初雪の色。一足早く季節を先取りして雪を堪能すれば、どの顔にも童心に返った笑顔が零れ見えます。
8月に訪れた時には笹が延び放題で歩くのにも一苦労でしたが、峠から山頂まですっかり笹も刈られて、とにかく歩き易かったのにはビックリ。ほぼフラットな笹原に延びる快適な稜線歩き、所々に点在する樹林帯、そして山頂部の巨石帯を縫い歩く. . . そんな変化に富んだ内容もこの山の魅力です。山頂からは北に阿讃山脈、石堂山。南に剣山から三嶺、土佐矢筈山に連なる剣山系。西に烏帽子山と. . . 曇天ながら周囲は360度の見晴らし。風が少し寒く感じられたのも束の間、時折日が射せば一気に気温も上昇。山頂ではポカポカ陽気の中でのランチ。まるで残雪期の小春日和の頃を思わせるような. . . そんな素敵なひとときとなりました。
帰路折角なので記念に雪だるまを作りました。赤く紅葉したモミジの葉をお鼻にしたのがアクセント。融雪が進み、ぬかるんだ急な斜面を慎重に下れば、あとはのんびりと笹原と樹林帯の稜線歩き。青空も広がり、眼下の祖谷側の谷間には黄色やオレンジ、赤色の紅葉模様が現れて、念願だった紅葉も辛うじて拝見。笹原には白く輝くススキの穂が揺れて、季節はいつしか冬から秋にまた逆戻り。最後に振り返り見た矢筈山の大きな山容にその懐の広さを感じた、そんな山行になりました。
お花畑が広がる来夏にまた訪れたいですね。
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