鈴ケ峰 395m (徳島県)

小さなヤッコさんが、枯葉の上を大行進。天然記念物ヤッコソウに会いに行こう。

四国の山歩き 鈴ケ峰(ベースキャンプ)

2008年12月2日 (火)

山頂17度  

晴れ
四国の山歩き(べースキャンプ)

高松店⇒ 高松中央IC⇒ 津田SA ⇒ 鳴門IC⇒ 福井ダム⇒ 道の駅宍喰⇒ 登山口→  展望台→ 
  6:50     6:55      7:09〜15   7:43    9:05〜14   10:17〜20  10:28〜38 10:57〜11:00   

ヤッコソウ群生地→ 圓通時跡 →  山頂 → 登山口⇒ 遊遊NASA(昼食・入浴)⇒ さばせ大福⇒ 道の駅日和佐⇒ 
  11:30〜43    11:54〜12:02  12:12〜20  13:10〜15    13:33〜15:00       15:10〜18    15:42〜16:01

鳴門IC ⇒ 高松中央IC ⇒ 高松店
17:25      18:10     18:15


暦は12月だというのに、この暑さはなんだろう。もうすでに10時半。常緑樹とシダを、真直ぐに日差しが照らす。石ころが散らばる登山道は、思いのほか歩きにくい。おぼつかない足取りを、八十八ヶ所の石仏が、にこやかに見守る。大きなシイノキが、心地よい木陰を作る広場に出た。眼下には、刈り込みを終えた田んぼが、碁盤の目のように並び、ぎゅっと凝縮する宍喰の街並みの向こうに、水床湾が見える。宍喰の向こう側は甲浦、そこはもう高知県。

落ち葉の上に、どんぐりが無数に散乱している。シイノキの根が浮き上がる。そこに並ぶのは、乳白色のヤッコソウたち。もうすでに、受粉を終えた個体が、ほとんどだ。雌しべが露出し、頭は褐色に染まっている。鱗片葉も透明感のある飴色になっている。目的を達成したヤッコソウは、身体を黒く枯らして、根と同化していく。その一方で、新芽も観察できる。寄生植物であるヤッコソウは、栄養をシイノキの根から得るために、葉緑素を持たない。その結果、体色は乳白色となる。僅か数センチの植物だが、世界最大の花を持つ、ラフレシア・アーノルディイの仲間だ。

鬱蒼とするシイノキの林の中に、古びた石段が並ぶ。そして、丁寧に組まれた石垣が現れた。ここは圓通時跡。かつては境内を飾っていたであろう、見事な紅葉が、辺りを明るく照らし、往時を思い起こさせる。土台となる遺構は原形をとどめるが、その上の構造物は、地面に散乱し土に返ろうとしている。無残に散らばる瓦が物悲しい。

やがて尾根に乗ると、真青な空が広がった。空の青を映す、穏やかな海に波光が煌く。水床湾に浮かぶ島々を、見下ろす山頂。水平線の丸みは、この星が球体であることを教えてくれる。大気は、夏のものよりも、透明感を帯びている。冷たい雪に、閉ざされることのない海辺の山にも、緩やかに確実に冬が、近づいている。

 

登山口、足下は荒れる

海辺の山、シダと常緑樹

展望の良い広場

宍喰浦、水床湾、竹ヶ島が見える

12月とは思えない陽気

八十八ヵ所の石仏が並ぶ

林床に鮮やかなシダ

ヤッコソウの群生地

夢中で観察

とても小さいので接写です

シイノキに寄生する

枯れたヤッコソウ

鬱蒼とした雰囲気に

苔むす遺構は圓通寺跡

美しい紅葉が見られる

夥しい数のどんぐり

山頂は目の前

青空の下に出る

がんばれ〜!

ついに到着

鈴ヶ峰、海の見える頂

広がる田園の向こうは高知県

いい眺め

思いのほか厳しい下山

お疲れ様、イェイ♪

遊遊NASAで食事と入浴

腹ペコだ!

いっぱい食べてね

道の駅日和佐で〆る