天狗塚〜牛の背 1812m (徳島県)

雄大な笹原に突き出す、ピラミダルなピークの天狗塚。幻の天狗の池と、たおやかな牛の背を巡る。

四国の山歩き 天狗塚〜牛の背(ベースキャンプ)

2008年10月21日 (火)

 

晴れ

高松店⇒ 丸亀店⇒ ローソン⇒ 貞光ゆうゆう館⇒ いやしの温泉郷⇒ 西山林道登山口→ 小休止→ 小休止→
  5:58    6:36    6:40〜45    7:36〜42      9:03〜13       9:35〜49    10:20〜25 10:45〜55

天狗峠→ 天狗塚(昼食)→ 牛ノ背三角点→ 天狗峠 → 1476ピーク → 西山林道登山口⇒ いやしの温泉郷⇒
11:48〜55  12:15〜45     13:28〜38   14:25〜35   15:18〜25     15:57〜16:07     16:29〜42

丸亀店⇒ 高松店
  18:57   19:40

快晴の空を捨てて、植林帯の急登へと潜りこむ。山歩きには、ちょうどよい気温のはずなのに、汗が吹き出る。やがて植林は、左の斜面から流れ落ち、素晴らしい自然林が広がった。急傾斜に苦しみ俯くと、シバグリが転がり、急登に喘ぎ空を仰ぐと、紅葉が煌く。

林床にクマザサが、繁茂するようになる。樹木の主役は、ダケカンバとなる。道はさらに傾斜を増す。樹木が疎らになってくると、ふたたび空と出会う。絵筆でさっと刷いたような、軽やかな雲が流れる。陽光を浴びた、クマザサの乱反射が眩しい。振り返ると落合峠方面の長大な山並みが、横たわる。向き直り歩き出すと、笹原に深紅色をしたコメツツジのパッチワーク。スカイラインの左肩に丹念に先端を尖らせた天狗が見えた。

天狗峠は、三嶺と天狗を結ぶ縦走路上にある。峠とは名ばかりの立派なピーク。牛ノ背を従え、手招きする天狗塚に誘われるがまま、気がつけばピークに立っていた。すべてを手に入れたような支配感の後、そんな感情を抱いた、己の矮小さを思い知らされる。峠を振り返ると、錦秋を纏う地蔵の頭越しに、コメツツジに染まる西熊山から三嶺。その遥か向こうに、剣山と次郎笈。地蔵の頭から南に下る尾根は、綱付森。カンカケ谷、フスベヨリ谷を挟んで、カヤハゲと白髪山。その肩口からは石立山と中東山。そして西には、たおやかな起伏を繰り返す牛ノ背。

牛ノ背へと降り立ち、終わりのない笹原を、夢遊病のように彷徨する。現実感を喪失した風景は、思考を具象から抽象へと移行する。そしてわたしたちは、シンプルな原始の生き物となった。

 西山林道登山口から出発

 まずは植林帯

きつい傾斜が続く

 マユミの大群落が現れた

クマザサが林床を埋める

 マムシグサの実

 青空を背に映える

樹木が途切れた

 輝くススキ

そしてクマザサ

 ちらりと見える天狗、牛ノ背

ドウダンツツジの実

深紅色のコメツツジ

壮大な風景の一部となる

 ピラミダルな天狗の姿

 秋を満喫

綱付森方面

 地蔵の頭

 鋭い天狗とたおやかな牛ノ背

この風景を焼き付ける

 天狗を見上げる二人の岩の顔

 白い露岩に這い上がる紅

 天狗岳登頂!

お昼ごはんです

天狗峠、地蔵の頭、西熊山、三嶺、剣山、次郎笈

寒峰、烏帽子、落合峠、矢筈山、サガリハゲ

 牛ノ背

 天狗塚にて

 コメツツジは紅葉の盛り

 牛ノ背へ続く一本道

天狗から急傾斜を下る

 余計なものは何もない

 幻の池は苔があるのみ

笹原彷徨

 牛ノ背の三角点で空を見上げる

 遠くなる

柔らかな秋

 鮮やかな秋

 紅葉の森を下る

あぁ終わってしまった・・・