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「二胡」という楽器をご存知ですか?今、静かなブームと呼ばれております中国の楽器。
――あまり聞き覚えが無い?
それでは、映画「ラストエンペラー」「もののけ姫」などのテーマ曲演奏、と言えば
イメージが沸いたのではないでしょうか。
いわゆる癒し系音楽の中でも、二胡は東洋のバイオリンとも呼ばれるように、
私達の心に深く情感を伝えてくれる数少ない楽器です。その音色は、優しく切なく郷愁を誘います。

入梅から丁度一週間。6月18日、香川県県民ホール アクトホールにて
姜建華(ジャン・ジェン・ホワ)「二胡やすらぎコンサート」が開催されました。
昨年8月に山火事で島の1/4の面積を焼失した丸亀市本島の復興を願うチャリティー演奏会です。
梅雨の蒸した空気も吹き飛ぶ、爽快な音の調べを皆様にレポート!また、スタッフの裏方話も合わせてどうぞ!


私達日本人に馴染みの深い、童謡・唱歌・抒情歌『さくらさくら』から始まり、季節をなぞらえるように懐かしい音楽が…。
当日午前11時〜。
まずは現場スタッフと共にステージ作り。
紫陽花はどのように配置したらキレイに見えるかな?
一階二階のあらゆる観客席から、何度も確認をします。
椅子の周りを飾っている樹も、なんとスタッフの手作り。里山から材木を貰ってきては一つ一つ怪我をしないように面取りまでしているんですよ。
どうぞ、手作りの暖かな雰囲気が観客の皆様まで伝わりますように。
リハーサルの姜建華さんも、打ち合わせに真剣です。
大量の袋詰作業。入場して頂く皆様にお渡しするパンフレットなどを手作業で封筒に詰めます。日も高い事だし、のんびり雑談まじえて気楽にしようかな?いえいえ、これが結構な量なんです。
詰めても詰めてもキリがないよ〜。
いつもお喋りなスタッフも、口数少なく頑張りました。
袋詰されている志満秀のお菓子も食べずに我慢我慢。
開場時間となりました。
雨の中、並んでお待ち頂いた皆様、誠にお待たせ致しました。「いらっしゃいませ」「こちら空いています、どうぞ」
精一杯の笑顔と挨拶でお出迎え。
準備に動き回った後だったから、汗の匂いがしなかったかしらと実は内心ドキドキ。
開演前には、会場は二階席までお客様で一杯です。
コンサートが始まっても裏方である私は、事務室と廊下を慌しく行ったり来たり。
廊下にこぼれる、聴きなれないやわらかい音色が気になります。
取材を言い訳に雑用を急いで済ませ、会場に駆け付けると
そこには―――!
二重扉を開けると、琵琶と二胡の温かみのある、
それでいて激しい音が広がります。
マイクを通していない生音とは思えない迫力。
琵琶の弦を弾く音と、たおやかで深く強い二胡の音。
あぁなんて、凄い!
音楽に疎い私でも思わず魅入ってしまう気迫。
中国大陸が瞼に浮かぶような独特の世界観に、
グイグイと心を引き込まれながら
腰を降ろします。
一瞬も目が離せないような、強い引力。
東洋のバイオリンと称される事もある二胡の音を、初めて聞いた時女性の声のように感じました。
”歌う楽器”と言われるバイオリンは、そのフォルムからも女性に例えられる事が多いそうなのですが、二胡の音もまさしく豊かな情緒溢れる『東洋女性の声』!
プログラムに従い、次々に演奏される曲目の中、『空山鳥語』では鳥のさえずりを『競馬』では馬の鳴き声を表現して頂きました。
弦を弾いて蹄の音を鳴らしたりと、あまりの豊かな表現力に
観客も思わず、”ほぅ…!”
曲の合間に楽器や曲目の説明を入れてくれた姜建華さん。艶ある声は、演奏する二胡の音とイメージもぴったり。日本語は流暢なだけでなく一語一語心をこめて「ありがとう」と言って下さっているのが伝わりました。
あっという間に時間は過ぎ、小休憩を挟んだ後、後半のプログラムに移ります。
休憩中に流れたCD販売のアナウンスに、早くも感動を家に持ち帰りたいと売店には人だかり。
第二部
薄く落ちたライトの下。
第二部に向けて、スタッフがステージに紫陽花を添えます。
季節を身近に感じて貰いたい。
雨の中、長くお待ち頂いた皆様に贈り物をするように、
一つ一つの花弁を観客席に向けて…
後半は、私達日本人に馴染みの深い、童謡・唱歌・抒情歌が中心となります。
『さくらさくら』から始まり、季節をなぞらえるように懐かしい音楽が…。
「中国人は世界の音楽を自国の民族楽器で演奏するのが好きである」と、
姜建華胡琴研究会のホームページhttp://www2.ttcn.ne.jp/~jiang/
にも記載されていましたが、彼女が奏でてくれた童謡は、なんて力強く凛として美しい音楽だったのでしょう。
弦楽の温かみ、熱さ、深み…。
曲がる日本人の猫背に、凛と背筋が通らせるような感覚。癒すだけの音楽では無く、忘れ掛けた誇りすら甦らせ励ましてくれます。舞台と観客が一体化し、一曲ごとに拍手に熱がこもります。
二度のアンコールに、『花(喜納冒吉)』『夜来香』『ふるさと』を、演奏してくれました。
舞台の紫陽花を、姜建華さん、琵琶演奏の揚宝元さんが、手に取り直接最前列の方にプレゼント。
受け取られた方は本当に驚かれていましたね。後ろの席では、皆”いいなァ”と羨ましそうな声をあげていましたよ。
写真では充分に写っていないのが残念。
アンコールで再び彼女が舞台へと上がった時、
拍手が湧き上がって、熱いスタンディングオベレーションが!
二階席の観客の皆様も立ち上がり、両手が私も痛くなる程、
拍手をしました。
コンサートも無事終了。
丸亀市本島に緑を戻す募金にご協力頂きました。たくさんの方から励ましと喜びの言葉を頂戴しました。

杏'Zの入江さんも
今日は募金のお手伝い。
中には「頑張って下さい」と手紙をくれた方も。どちらを見ても満足そうな笑顔、笑顔。
コンサートは大成功だったとお客様の表情を見て実感します。姜建華さん、揚宝元さんも駆け付けてくれました。
皆様をお送りした後、
「本当に良いコンサートだった」と熱く語って下さった姜建華さん。募金を受けている間にも、何人ものお客様が「感激した」「また是非来たい」と感想を教えてくれました。朝から準備で走りっぱなしのスタッフ一同も、コンサートの成功に大満足。出演者の方にこれほどまで喜んで頂いて感激もひとしおでした。
皆様、お疲れ様。今日の記念にハイ、ぱちり!

Jiang Jian Huaプロフィール
中国・上海に生まれる。10才の時叔父から二胡を学び、13歳から海外活動を開始。ヨーロッパ・アフリカ・東南アジア等を舞台に演奏活動を行った。1974年北京中央音楽院に入学、安如砺・蘭玉菘に師事。
1986年副教授に任命される。1978年指揮者小澤征爾が中国を訪問した際、姜建華(ジャン・ジェン・ホワ)の
演奏する『二泉映月』に感動し、タングルウッド音楽祭およびボストン交響楽団、サンフランシスコ交響楽団のソリストに招き、多くの称賛を得た。1986年11月サントリーホールのこけら落としに安生慶作曲の二胡協奏曲<風影>を小澤征爾指揮新日本フィルハーモニー交響楽団と演奏。1998年カザルスホールオープニング・シリーズのソロリサイタルにも出演。1989年小澤征爾指揮ベルリンフィルの定期公演にも出演し、高度なテクニックと深い芸術性の両面で高い評価を得た。1990年カーネギーホール100周年コンサートにて上海交響楽団と共演。一カ月に渡るアメリカツアーを行い、各地で絶賛を浴びた。1992年王子ホールオープニングシリーズにも出演。内外のオーケストラとの共演のほか、日本音楽集団、三味線の本條秀太郎・りんけんバンド・林英哲・葉加瀬太朗・加古隆のコンサート、イラストレーターの黒田征太郎とのライブなど多方面にわたり活躍している。また、発売された数多くのCDもクラシックからポップスまで幅広く、なかでも、先頃完結した日本の四季を『春』・『夏』・『秋』・『冬』、それぞれの季節の童謡・唱歌・抒情歌等で綴った4枚のアルバムは、これまでにない新鮮かつ豊潤な響きで、私たち日本人の心を深く癒してくれるものとして高い評価を得ている。
近年、日本における二胡の奏者は増え、その音色を耳にすることも珍しくはなくなったが、姜建華(ジャン・ジェン・ホワ)はその先駆者として、今なお他の追随を許さぬ超技法と高い芸術性で、世界の第一人者の称号にふさわしい、華やかで心にしみ入るステージを私たちに届け続けている。
後援/ 丸亀市・高松市教育委員会・丸亀市教育委員会・朝日新聞高松支局・NHK高松放送局・
エフエム香川・岡山放送・瀬戸内海放送・山陽放送・四国新聞・高松ケーブルテレビ・TJかがわ・
毎日新聞高松支局・読売新聞高松総局
639名参加 募金額251,362円
丸亀市本島の復興の為に今回の募金をそのまま募金させていただきました。
 
チャリティ募金総額2,482,159円
ご声援ありがとうございました。
 
杏'zの活動を応援する会
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TEL 0877-24-6373 FAX O877-24-6329  E-mail basecamp@sikoku-basecamp.co.jp

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