天気図を見ると、前線が日本の上に停滞し週末頃まで雨模様の予報。四国からの移動中にはどうにか持っていた空も、現地バスの乗り換え地点「スイス村」で出発準備をするころから雨が降り始める。
今回の表銀座コース出発点、中房温泉に着くころには一段と雨足が強まり本降りとなる。日本三大急登と言われるほど急な坂が続く合戦尾根も、第1ベンチ、第2ベンチ、第3ベンチと休憩地点がバランスよく設置され、あまり苦しい登りとは感じない。合戦小屋で大休止すると、例年なら名物の冷えたスイカが飛ぶように売れるのだが、今年は温かいうどんの方が人気の様子。もう少し高度を上げると合戦ノ頭、天気が良いと槍ヶ岳が顔を出す場所だが見えるのは白いガスだけで残念。ここからひとガンバリで燕山荘に着く。稜線は雨風が強く悪天候、荷物を担いだまま燕岳までピストンする、足元には高山植物の女王「コマクサ」の大群落が広がり見事な景観を醸し出している。この天気では長いは無用、山頂での記念写真を撮り早々に山荘へ引き返す。
燕山荘にて朝食は槍コース組みと一緒にとる。槍組みは先に出初。見送ったときの気温は一度。風も強く、予想以上の冷え込みだ。残念ながら本日も天気は期待できない。むきだしの尾根歩きは風が吹きつけ、夏だとゆうのに四国の冬山よりも寒さを感じる。常念岳は全く見えない。登山道脇に咲くコマクサも風にふかれて、一生懸命地面に根をはっている。尾根裏に入ると、幾分風がやわらいだ。一向に雨はやまない。大天井岳でも全く展望は望めなかった。なだらかな尾根を進み、目の前に聳えるのは横通岳。緩やかなアップダウンを進んでいくと常念岳が目の前に現れる。明日は朝一番にこの峰にアタックだ。下ると常念乗越。本日はここで終了。小屋にて、ワンピーク越えの祝杯。食堂が小さな宴会場と早変わりする。飲めない方はおいしいリンゴジュースで乾杯!明日の長丁場に備え、早めに就寝。小屋にも大きなてるてるぼうずがつりさげられていた。明日の天気回復を祈る。
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