「還暦からの世界の山歩き」 越知 煕 著
2002年からの著者の世界各山への記録をつづった本書。
実は17ページの小さな冊子なのです。表紙をめくるとそこはすぐに海外の山、山、山。
見慣れない風景と、荘厳な景色。
山行記録と思って読み進むと、新しい発見をすることになる。
「大成功」の山登りではない、実際の山の厳しさが長年の経験として素直に表されている。
決して「お天気」ばかりではない山歩き。
すなわちそれが、人生。
大きく、素早い1歩ではないが堅実に1歩ずつ歩みを進める著者が、山に求めているものがにわかに見えてくる。
机上の美しい文章ではない、山登りのためのガイドでも無い、1人の人間の「挑戦」へのひたむきな姿が行間に凝縮されている。
頁を一枚めくる度、その間に費やした「汗」「努力」を感じずには入られない。
軽く、小さな一冊が裏表紙を閉じるときには思い意味をもって自分に問いかけてくる。
いつか近くの里山でばったり出会うかもしれない、遠いけれど身近に感じるのは
山へのひたむきな気持ちが同じだからだろうか・・?
(レビュー:稲毛 あきら)
定価200円(税込) ベースキャンプ各店で販売中 |